歯がボロボロで
お悩みの方へ
歯がボロボロで歯医者に行かないといけないのはわかっているけど、「痛い思いをしたくない」「歯医者さんに叱られるのが嫌だ」「お口の中を見られるのが恥ずかしい」などと受診をためらっている人も多いのではないでしょうか。こうした悩みを抱えている患者様に寄り添い、お口のトラブルを一緒に解消するのが歯科医師の役割だと考えています。
一歩踏み出すのに躊躇している方が、このページを読んで歯科医院に通うきっかけの一つにして頂けたら幸いです。
ボロボロになった虫歯の治療法
どの虫歯治療も同じですが、まずは虫歯を完全に取りきることが重要です。
虫歯の進行度合いによって、神経治療が必要なのか、歯を残せるのかどうかなど、治療方法を決定していきます。
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虫歯が神経まで達していない
場合虫歯が神経まで達していない場合は、虫歯を取りきった箇所をつめ物(インレー)やかぶせ物(クラウン)で修復する治療法となります。
治療回数は、1本の歯でだいたい2-3回で終わることが多いです。
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虫歯が神経まで達している場合
虫歯が神経まで達している場合は、感染した神経を取り除き、根っこの中を綺麗にする根管治療が必要です。
根管治療が済んだら、最終的にかぶせ物(クラウン)で修復することが多いです。
治療回数は、1本の歯で大体5回以上はかかります。
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虫歯で歯がほとんど残って
いない場合虫歯がさらに進行し、歯がほとんど残っていない場合は抜歯しか選択肢がないです。
抜歯後は、入れ歯、ブリッジ、インプラントのいずれかをお選びいただき、失った歯を補う治療を行います。
それぞれの特徴や費用を説明し、患者様と一緒に治療方法を決定していきます。
どの治療方法を選択するかで変わってきますが、一般的に治療期間や費用が大きくなる傾向にあります。
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多くの歯がボロボロの場合
多くの歯がボロボロの場合には、審美面や機能面でも問題を抱えていることが多く、包括的な治療が必要になってきます。 いきなり治療に入るのではなく、問題点を抽出し、全体像を把握しながら治療を進める必要があります。
ケースによっては、一旦仮歯に置き換え、審美面や機能面を評価しながら進めることがあります。 ボロボロの歯が多いと、時間と費用が大きくなる傾向にあります。
放置する期間がさらに長くなると、比例して治療期間や費用も増えるため、なるべく早めに治療を介入した方がいいのは間違いないです。
体に悪影響を及ぼすこともある
ボロボロの虫歯を放置すると、虫歯菌が体の中に入り込み、血栓を引き起こすことがあります。
それにより、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気のリスクを高める可能性があります。
また、奥歯で物を噛めないと食事が偏り、栄養バランスが崩れ様々な病気のリスクを高める恐れもあります。
大事なのはこれからの事
歯がボロボロになってしまった理由は様々なことが考えられますが、過去のことを後悔しても残念ながら歯は良くなりません。大事なのはこれからのことです。 叱ったりする歯医者さんも中にはいるそうですが、過去の事をほじくり返して、患者さんの気持ちをマイナスにする行為は何も生み出さないと考えます。
お口の中の状態によっては、治療期間や費用はそれなりにかかることが多いです。
それだけで億劫になる気持ちもとても分かりますが、壊れた箇所や故障箇所が多いと修理に時間がかかるのと同じで、歯の治療も同様のことが言えます。
ただ、状態がさらに悪化するとより治療が煩雑化しますので、これからは自分の歯を大切にするぞという気持ちを持って、歯科医院に足を運んでいただけるときっと担当の先生もその気持ちに応えてくれると思います。
ボロボロの歯を見た
歯医者さんの本音
虫歯がボロボロで口の中を見られるのが恥ずかしくて歯医者さんに行けないといった悩みもよく聞きます。
実際のところ、ボロボロになった歯の状態を見ても歯医者さんは全く気にしていません。
考えているのはどう治療するか、どう患者様にお口のなかの関心を高めてもらえるか等です。
歯医者さんが難しい顔をしている時は、大抵このあたりの事を考えていることが多いのではないかと個人的には思います。
ですので、恥ずかしくて行く勇気が出ないという方は全く気にすることはありませんので安心くださいね。
まとめ
歯がボロボロになってしまった理由には、仕事や育児が忙しくて通う暇がなかった、歯の治療が怖い、幼い頃のトラウマで通えないなど、やむをえない事情を抱えている方も多くいらっしゃいます。
当院では、それぞれの患者様に寄り添い、患者様にあった治療の提案を心がけております。
まずはご相談だけでもお気軽に問い合わせください。