TCHとは
TCH(上下歯列接触癖)とは、上下の歯を持続的に接触させる癖のことです。 上下の歯が接触している時間は、1日15-20分程度が正常だと言われています。 何もしていない時、上下の歯の間にはわずかな隙間が生じています。 TCHがある方は上下の歯を気付かずに長時間にわたり接触させています。
TCH 原因
①パソコンやスマホなど、うつむいた状態の姿勢が続くと歯が接触しやすいです。
②日常生活のストレスや緊張。また、何かに没頭したり、集中している時には歯を食いしばっていることが多いです。
TCH 問題点
TCHが原因で、お口の中で様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
- 歯が欠ける
- つめ物、かぶせ物が外れる強い力が加わると、歯のつめ物やかぶせ物が欠けたり、外れてしまうことがあります。
- 虫歯や歯周病になりやすい歯にできた小さな穴やクラックと呼ばれるヒビから汚れが入り、虫歯ができやすくなります。
また、強い力がかかると、歯を支えている骨が溶け、歯周病を重症化させることがあります。 - 顎関節症口が開きづらい・音が鳴るなど顎関節症のリスクを高めます。
- 知覚過敏 歯ぎしりによる強い力が加わると、歯の根元の部分が欠けてきて、象牙質が露出し知覚過敏を引き起こすことがあります。冷たいものや熱いもので歯がしみやすくなります。
- 肩こりや頭痛がする歯に強い力が加わると、周りの筋肉も緊張します。お口周りの筋肉は肩や首や頭にもつながっています。筋肉が緊張すると肩こりや頭痛を引き起こすことがあります。
TCH 舌の位置
正しい舌の位置は、舌の先が上の前歯の後ろの歯ぐきに触れており、舌全体が上顎にくっついている状態です。舌が支えとなり、歯と歯を離してくれます。
また、低位舌とは、舌が正常よりも低い位置にあることをいいます。低位舌の方は、上下の奥歯が触れて、TCHになりやすいと言われています。
TCH 治し方
- TCHは、無意識の癖です。まず自身にその癖があることを自覚し、歯を離すことを意識しましょう。
- 日常生活で目に入りやすいスマホやパソコンやテレビに「歯を離す」などのメモやポストイットをし、リマインダーする方法が推奨されています。
- 3-4か月続けるとメモを見なくても自然と習慣化されます。
- また、ストレスとの関連性もあると言われているため、日頃のストレスをためずに発散することも大切です。
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