ホワイトニングが
できない人・
効果がない歯とは?
こんにちは、松戸駅前歯科です。
近年、ホワイトニングにご興味がある方が増えております。
しかし、ホワイトニングはすべての人が行えるわけではなく、効果が出ない歯も存在するのをご存知でしょうか。
ホワイトニングができない人や効果がない歯について詳しく説明していきたいと思います。
ホワイトニングが
できない人
ホワイトニングができない・推奨されない人の特徴は以下の通りです。
- ①18歳未満の方
- ②妊娠中・授乳中の方
- ③無カタラーゼ症の方
- ④光線過敏症の方
- ⑤虫歯・歯周病が進行している方
- ⑥知覚過敏が強い方
一つ一つ詳しく説明していきたいと思います。
①18歳未満の方
乳歯や生えたばかりの歯は、ホワイトニングの薬剤の影響により歯にダメージを受ける可能性があると言われています。
そのため、多くの歯科医院がホワイトニングの対象を18歳以上としています。
②妊娠中・授乳中の方
ホワイトニングで使用する薬剤が胎児や乳児や母体に影響を及ぼす可能性があるとされているため、妊娠中・授乳中の方はホワイトニングができません。
実際にどのような影響があるかは判明していないそうですが、安全性を配慮して行わない歯科医院が多いです。
③無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症とは、過酸化水素(ホワイトニングで使用する薬剤)を分解するカタラーゼという酵素を体内で作れない病気です。過酸化水素を分解できないと身体に悪影響を与えるため、無カタラーゼ症の方はホワイトニングができません。
④光線過敏症の方
光線過敏症とは、主に日光によって皮膚に赤みやかゆみなどの症状が出る病気です。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、薬剤を歯面に塗ってブルーライトを照射します。
照射される光は日光とは違いますが、リスクを避けるために控えたほうがいいでしょう。
尚、光を使わないホームホワイトニングであれば施術が可能です。
⑤虫歯・歯周病が進行している方
虫歯や歯周病があると、ホワイトニングの薬剤によって歯がしみたり、歯ぐきの炎症を引き起こす可能性があります。
先に虫歯や歯周病の治療を終えてから、ホワイトニングを進めるようにしましょう。
⑥知覚過敏が強い方
知覚過敏が出ている患部にホワイトニングの薬剤の刺激が伝わると痛みを生じることがあります。
特に普段から知覚過敏の症状が強い方はホワイトニングを控えたほうが良いでしょう。
また、低濃度の薬剤を使用することで施術できることもあるため、歯科医院で相談すると良いでしょう。
ホワイトニングの
効果がない歯
ホワイトニング自体は禁忌ではないけれど、ホワイトニングをしても効果がない歯もあります。
- ①テトラサイクリン変色歯
- ②神経のない歯
- ③人工歯
こちらも、一つ一つ詳しく説明していきたいと思います。
①テトラサイクリン変色歯
テトラサイクリン歯とは、歯が形成される子供の頃に服用したテトラサイクリン系の抗生物質の影響により、歯が変色した状態を言います。
軽度の変色であれば、ホワイトニングで白くなることもありますが、重度の変色の場合はホワイトニングでは改善しにくいです。
②神経のない歯
神経のない歯はホワイトニングの薬剤が反応しないため、歯の表面に薬剤を塗るオフィスホワイトニングやホームホワイトニングでは白くできません。
神経のない歯では、歯の内側から漂白するウォーキングブリーチという方法が適しています
③人工歯
詰め物、被せ物、インプラントのような人工歯はホワイトニングでは白くできません。
ホワイトニングで白くできるのは天然のご自身の歯のみです。
ホワイトニングが
できない場合の対処法
前述したように、ホワイトニングができない人や効果が期待できない場合があります。
ただし、状態を改善したり、ホワイトニングの種類を変更すれば対処できることもあります。
例えば、虫歯や歯周病や知覚過敏が進行している状態であれば、治療が完了し症状が改善されたら、ホワイトニングを受けることができます。
あと、過酸化水素(オフィスホワイトニングで使用する薬剤)や光照射が原因であれば、ホームホワイトニングであれば行えることもあります。
また、ホワイトニング以外の方法としてセラミック治療もあります。
セラミックの詰め物や被せ物により、ホワイトニングができない歯であっても美しく綺麗な歯を手に入れることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ホワイトニングは、すべての人が受けられるものではなく、歯の状態や薬剤や光の影響により、できなかったり、効果を得られないことがあります。
ただし、原因によっては対処することもできるのとホワイトニング以外でも歯を白くする方法はあります。
ホワイトニングを検討されている方は、まずは歯科医院を受診して相談してみましょう。
当院でも、ご来院を是非お待ちしております。